電子部品の説明
私はもともとラジオや電子回路が好きでした。なかなかうまく動作しない回路に苦労し楽しみました。
今、定年を過ぎ、また再び電子回路に興味をもって色々始めようとしましたが、分からないし、部品は高いし、そして、なかなか部品が揃えられませんでした。大阪の日本橋には電気屋街があり、少なくなりましたが部品屋さん、ジャンク部品屋さんも有ります。探せば、色々な特価品、ジャンク部品が安く手に入ります。
そこで、安い部品で楽しんでいましたが、これを皆さんにも紹介しようと思い立ちました。まず、電子回路の実験用に、ブレッドボードや、実験部品を安くセット出来ました。まともに買えば結構高く、しかも、通り一遍の実験しかできませんが、そこは、さすがの電気屋街です。なかなか、面白いものが紹介出来ました。如何でしょうか。しかし、なにぶん、特価品、ジャンク品ですので、数量に限りが有り、無くなればおしまいです。他の部品の組み合わせになります。
今後とも、面白いものが有れば、ご紹介していきます。よろしく、お願い致します。
使われている部品の紹介です。
【タクトSW】
小さなスイッチです。足が出ている所を良く見てください
【抵抗】
電気を制限する部品です。
そのまま電流を流してしまうと、電流が流れすぎて、焼損するのを防ぐために、電流を制限する為に使われます。
また、電流を分配して、トランジスタなどの動作を制御するなどの使われ方が有ります。抵抗を組み合わせ
トランジスタにかかる電圧をくふうして、トランジスタの動作点を決めます。
【コンデンサ】
電気を溜める部品です。
電気を溜めているので、細かいノイズなどは吸収されます。電源回路では、電圧低下のノイズが発生してもコンデンサから電気が流れ、一時的には電圧が下がりません。従って電源回路によくつかわれます。
コンデンサは電気を溜めるので、低い周波数の場合はコンデンサが満充電の状態のなり、以後電気を通さないので、低周波の信号は通しにくくなります。高周波は極性が素早く変化する為、充電・放電を繰り返す事になり、信号を通しやすい性格が有ります。このため、低周波と高周波を分離して、信号だけを取り出す用途でも使われます。
電解コンデンサ
容量が大きく、電源の安定などに使われます。+と― の極性があるので注意。
【ダイオード】
電流を一方向だけに流します。交流から直流に変換するとき使われます。また、ゲルマニュームラジオなどでは、高周波から低周波の音声信号を取り出すのに使われます。
【LED (発光ダイオード)】
ダイオードの一種に、電流を流すと光る物が有ります。電流を流す方向が有ります。
必ずアノードからカソードへ流します。足の長い方がアノードです。
必ず保護抵抗を入れてください。
【トランジスタ】
電流の増幅や、ON/OFF などが出来ます。トランジスタのおかげで、小型、省電力の製品が生み出されました。(以前は真空管でやってたんです)
トランジスタは、P型半導体と、N型半導体を組み合わせた物です。組合せの順番により、PNP型とNPN型が有ります。PNP型は、2SAで始まる型番で、NPN型は2SC、2SDで始まります。
トランジスタの3本足は、エミッタ、ベース、コレクタと呼ばれます。
【コイル】
コイルは、電線をたくさん巻いた物です。電流が流れる時、磁力が発生します。直流では電磁石になります。
コイルには、電流の変化に応じて、電流を変化をさせないようにする性質が有ります。電流を流そうとすると、電流を流さないようにする、逆起電力が発生します。電流が一定になると逆起電力は収まります。つまり変化するときに逆起電力が発生します。従って、直流では電磁石となりますが、交流では、絶えず電流が変化しますので、電流が流れにくくなる性質が有ります。従って、低周波分は比較的流れやすく、高周波分は流れにくくなります。コンデンサーと逆の性質です。そこで、コンデンサと組み合わせてある周波数だけ通す様な事が出来ます。ラジオの選局などに使われます。
コイルです。
【IC】 (アイシー)集積回路です。トランジスタなどを組み合わせ論理回路が組み込まれています。
汎用ロジックICは規格が統一されているので、設計が楽になっています。
7400:4回路2入力NANDゲート
7402:4回路2入力NORゲート
7404:6回路Inverter
が有名で、これらを組み合わせて回路を組みます。その他、フリップフロップなど便利なICも用意されています。