CANON SELPHY CP740 の修理ページ


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キャノンCP740を使っていて、「インクカセットに異常があります」というエラーが出て使えなくなった場合の修理方法です。

これは、インクカセット駆動用モータのピニオンギア(モータに打ち込んである小さなプラスチック製ギア)が割れて外れてしまった時に発生するエラーです。

この修理は、Canon CP740で発生している、インクリボン駆動用モータのプラスチック製ギアが壊れた時の修理方法を書いています。Canonでは、メカ部分の一体交換修理しかしていませんので、買い替えるほど修理代がかかります。小さなギア1個のためにです。

ギアは特殊な物で、特注すると高価です。この特注して手に入れたギアの代金を回収したく、皆さんに販売することにしました。皆さんも、CP740が安く修理できればお得と思います。

1個1000円で販売し、50人の方に買っていただければ、代金は回収できます。私の幸せと、50人の方が幸せになることを願っています。  ギアの在庫が無くなりました。販売は終了しました。

 

【販売しています】  ギアの在庫が無くなりました。

 販売は終了しました。

 

【ご注意】

CP740のインクリボン駆動用モータのプラスチック製ギアが壊れた時の修理です。

他の部分の修理はできません。

CP740だけで確認が取れています。他の機種では確認が取れていません。

  CP730で修理できたと返答いただきました。ありがとうございました。

  

【Canon SELPHY  CP740 の分解】


 

4隅の小さいねじをはずします。(3つの大きなねじは後です)細い、少し長めのプラスドライバーが必要です。



上のカバーを外しますが、内部にケーブルが有りますから、大きく開かないでください。


引張らないでください。取扱注意。無理するとケーブルが切れます。


コネクタのツメ(黒い部分)を写真の上側へ動かすとケーブルが外れます。ケーブルは簡単に外れますから、無理しないでください。




このコネクタは、そのまま引張って外します。白い部分にマイナスドライバーを使って外しても良いです。


保護カバーを、2つの大きなネジを外して、取り外します



茶色のケーブルを外します。このケーブルはそのまま引張れば外れます



FANの白いコネクタを外します。このコネクタもそのまま引張って外します



基板上のネジを外し基盤を外しますが、まだケーブルが有ります。注意してください



この白いコネクタは引張って外します。基盤の裏にもコネクタが有りますから注意して外してください



基盤の裏のケーブルです。注意!!


コネクタのツメを写真の下側へ動かすとケーブルが外れます。ケーブルは簡単に外れますから、無理しないでください。


コネクタのツメを動かした所。これでケーブルが簡単に外れます。無理しないでください


基盤が外れます


ファンの付いたカバーを外します


裏の3つのネジを外しますが、裏向けて外すとメカ部分が落ちますので、次の写真のようにしてください


本体を横にして、指でメカを押さえながら3本のネジを外します。メカが動かないように注意してください。


モータのギアが無くなっています。これが故障の原因です。プラスチックのギアを探して取り出しておいて下さい

【修理 ギアの取り付け】

モータを壊さないよう注意してください。

モータのシャフトにギアを取り付け、いきなりたたくと、シャフトの軸受けに無理がかかってモータが壊れます。


シャフトの下に台を置いて、ギアをたたきこみます。台を置かないと、モータの軸受けに力がかかり、モータを

壊すので注意してください。


写真の軸受けの部分を良く見てください。飛び出している所が軸受け部分です


ペンチや鉄の台などの上に軸受けが当たるようにします。これで、シャフトにギアを入れてたたいても軸受けに無理な力はかかりません。

シャフトの下に台を置いて、ギアをたたきこみます。台を置かないと、モータの軸受けに力がかかり、モータを

壊すので注意してください。一人では難しいので、だれかに手伝ってもらいましょう。ギアは簡単にたたきこめますので、無理しないで慎重に作業してください

まだ、ギアをたたき込まないで下さい。下の写真を見てください。


ギアをモータのシャフトにセットします。まだ、たたき込まないでください

 

ギアが下のプラスチックのギアと噛み合うように廻して、慎重に少しずつたたき込みます。

ギアが噛み合っていないと、プラスチックのギアが壊れます。注意してください。

ギアはプラスチックと充分噛み合うまで

たたき込めばOKです。

ギアがゆるい時は、シャフトをニッパーなどで挟んで

傷を付けます。これでOKです。


モータのシャフトが軽く回ればOKです。回転が固いときは、ギアの噛み合わせか、シャフトに無理な力がかかったかです。もう一度確認してください。

【組み立て】

ギアが組まれました。元通り組み立てていきます。



ベース


メカを入れます


本体を横にしてメカを指で押さえ、ネジ穴を会わせます。


ネジ3本で本体を固定。


基盤のコネクタを開いて、ケーブルが自由に入るように準備します。黒の部分を写真の下方向に動かします

 ケーブルを、位置をあわせて、差し込みます。力を入れなくても入ります。無理するとケーブルを壊しますから 注意してください。位置が合っていればスムーズに入ります。

入りにくい時は、コネクタが開いている事を確認してください。少し引っかかりますので入れにくいですが、力を入れず入るまで頑張ってください。


コネクタの黒い部分を、写真の上方向に動かしてケーブルを固定します。固定が不十分だと接触不良で動かなくなりますから、注意してください。ケーブルはしっかりと奥まで差し込み、ツメはしっかりと閉めます。

ツメがしっかりと閉まるとケーブルが抜けなくなります。これで確認します



白いコネクタを差し込みます。基盤を固定後は、場所がないので先に接続します。

このコネクタは差し込むだけです。



FANがついたカバーを取り付けます。上からレールにそって差し込みます。基盤を取り付けると、入らないので

先に取り付けます



基盤をUSB端子穴に合せて取り付けます


ネジで基盤を固定します


ケーブルを接続します。このケーブルは、ただ差し込むだけです。無理して壊さないように注意してください


位置を合わせます。位置がしっかり合えば、ケーブルが入ります。無理しないでください


位置が合えばケーブルが入ります

ケーブルをしっかり奥まで差し込みます


FANのコネクタを差し込みます。上下間違わなければ差し込むだけです。


保護板を取り付けます。大きなネジ2個。


カバーを取り付けます




上部を取り付けます。ケーブルがあります


ケーブルが入るように、コネクタを開きます。(黒い部分を写真の左側へ動かします。)

 ケーブルの位置を合わせ、コネクタに差し込みます。無理しないでください。力を入れなくても入ります。

少し入りにくいですが、無理せず、力を入れず頑張ってください。

ケーブルが入ったら、黒い部分を写真の下側に押してケーブルを固定しましょう。しっかりと。

固定できたらケーブルを引っ張ってみます。固定できていればケーブルは抜けません


コネクタを接続します。差し込むだけですが、方向に注意してください


本体の上下を合わせます


下の小さなねじ4本を取り付け固定します


完成です。うまく動くか動作チェックをします。

お疲れ様でした。

わたしからギアを買っていただいて、作業中ギアを壊された方はご連絡ください。

 壊れたギアの写真をメールでお送りください。送料だけで代品をお送りします。


まったく動かない時は、フラットケーブルがちゃんと入っていない時が有ります。

入れなおしてください。

フラットケーブルが折れているときは、指で伸ばして平らにすればOKです。